京都府警舞鶴署は2月14日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、京都北都信用金庫倉梯支店(京都府舞鶴市七条中町)の新入職員を含む職員2人に感謝状を贈った。
同支店によると、1月14日、70代女性が窓口で約1500万円の定期預金を解約し他の金融機関に振り込みたいと申し出た。対応した新入職員の垣内智圭(ともか)さん(19)が目的を聞くと、女性は最初は言葉を濁したが、警視庁を名乗る人物から電話で預貯金を集約するよう指示があったと明かした。既に他の金融機関で同様の解約手続きをしていたことも分かった。
小川恵主任(48)も同席して聞き取り、詐欺の可能性が高いと判断。女性に知らせ、警察に通報した。
同署は「だまし取る準備として資金をまとめさせたとみられる」とする。女性は独居で身寄りは高齢の姉のみのため相談先がなかったとみられるという。
同署東庁舎で豊住進一署長から感謝状を受け取った垣内さんは、「自然な形でだましていて巧みだと感じた。これからも窓口対応での会話や聞き取りを怠らないようにしたい」と話した。
出典:Yahoo!(2025/02/20 京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa456be7f78c2ee65babf9b0c5b64580d9031c1a