ことし広島県内の特殊詐欺の被害額は、過去最悪だった年の年間の被害総額をすでに上回ったことが分かり、県警が注意を呼びかけています。
広島県警によりますと、ことし県内の特殊詐欺の被害額は先月末まででおよそ17億5254万円でした。統計を開始してから最も多かった2014年の被害総額およそ16億3437万円をすでに上回り、過去最悪となっています。
被害の内訳を見ると、「警察官を騙った詐欺」が件数で最も多く、全体の71.8%を占めています。先月22日には東広島市に住む50代の会社役員の男性が警視庁の警察官を名乗る男から現金1500万円を騙し取られる被害も発生しています。
県警は「あなたに容疑がかかっている」などと言われたときに起こる心理的な焦りを利用しているとみて、注意を呼びかけています。
出典:Yahoo!(2025/10/20 中国放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cade22b3cba9e5f6b1c25e0a556c921b2daecc34