青森警察署によりますと、10月22日、青森県内に住む50代の男性のスマートフォンに、融資会社を名乗る者から「融資希望者を募る」というショートメールが届きました。

男性が、記載されていたURLをタップしたところ、「ファイナンスサポート融資総合相談窓口」と名乗るLINEアカウントが追加され、そこから「スマートローン」を使用する“西園寺”と名乗る男を紹介されました。

男性が西園寺に融資希望額を伝えると、西園寺からLINE通話で次のような指示を受けました。

「200万円を融資できるが、先払いで50万円の利息がかかる」

「こちらが指定する名義で、指定口座に振り込むように」

男性は融資を受けるため、10月30日、県内の金融機関のATMから指定されたネット銀行の個人名義口座に、現金50万円を振り込みました。

しかしその後、西園寺から再びLINE通話があり、

「振込名義が違うので、再度利息を振り込むように」

「融資金は配達で受け取る形になるが、配達料と手数料がかかる」

「支払ったお金は、融資金とともに全額返す」

などと次々に現金を要求されました。

男性は10月30日から11月5日までの間に13回にわたり、県内金融機関のATMやネットバンキングを通じて、指定されたネット銀行などの個人口座に、現金合計804万9,650円を振り込みました。

しかし、いつまで経っても融資を受けられなかったことから不審に思い、警察に相談したところ、詐欺被害に遭っていたことがわかりました。

警察は、**「融資会社を名乗る者から、融資前にお金を要求された場合は詐欺を疑うように」**と呼びかけています。

出典:Yahoo!(2025/11/12 青森放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a9a540757cc26d7e700075166e86b8db625b062