山形市に住む40代の男性が、SNSを通じた投資詐欺によって、合計で約1767万円をだまし取られました。しかもこの男性は、ほぼ同じ時期に2つの詐欺に引っかかっていました。その内容とは。
■被害の状況
男性は令和7年9月、インスタグラムで投資に関する広告をクリックしたことをきっかけに、投資の「先生」や「アシスタント」を名乗る人物とLINEで連絡を取り合うようになりました。
男性は相手に指示されるまま、別口で2つの投資話を進めてしまいました。
ひとつ目は、暗号資産への投資話です。専用アプリで取引を行い、9回にわたって約887万円を振り込みました。
ふたつ目は特別な運用口座での投資話です。「プロのチームが運用する」という話を信じ、6回にわたって880万円を振り込みました。
利益を引き出そうとした際に「保証金が必要だ」と言われたことなどから不審に思い、警察に相談したことで被害が判明しました。
しかしこの時点では片方にしか疑いを持っておらず、警察が調べを進める中でもうひとつも詐欺だと分かりました。
■なぜだまされてしまったのか
男性が多額の現金を振り込んでしまった背景には、詐欺グループによる巧妙な手口があります。
まず、最大の要因は「偽の成功体験」です。男性がダウンロードした投資アプリには、あたかも利益が出ているかのような偽のグラフや数字が表示されていました。実際に画面上で資産が増えているのを見て「これは本物だ」と信じ込まされてしまったのです。他の事例でもよく出てくるように、専用アプリを使い偽情報を見せる。これは投資詐欺の常とう手段です。
次に、「専門家という肩書き」による安心感です。犯人は「30年以上の経験がある先生」や「プロの運用チーム」といった言葉を使い、特別な情報を教えているかのように装っていました。当然これらもすべてウソです。
このように、SNSを通じて親切に指導し、偽の利益を見せて安心させることで、一度も会ったことがない相手であっても、男性は疑いを持たずに指示に従ってしまいました。
■被害に遭わないために
警察は、SNSで知り合った人からの投資話はまず詐欺を疑うよう呼びかけています。特に「必ず儲かる」「簡単にできる」といった言葉は信じず、現金を要求されたらすぐに警察へ相談してください。
そう簡単に、他人に儲かる話はしません。人間だもの。
出典:Yahoo!(2026/01/06 テレビユー山形)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f08b9f837c3813f57ef278d40c4f43b800f5e7c1


