2月に岩手県一関市の60代の女性が、インターネットバンキングを悪用した手口で現金約850万円をだまし取られる被害があった。

 県内で初めて確認された手口で、警察が注意を呼び掛けている。

2月10日、一関市に住む60代の女性に自治体職員を名乗る男から口座番号などの個人情報を聞き出す電話があった。女性は個人情報を伝え、後日、相手が指定した番号に電話をかけたところ口座から約850万円が引き出される被害にあった。

 これはインターネットバンキングと呼ばれるオンラインで口座の振込みができるシステムを悪用した特殊詐欺だという。

 自治体などの職員を名乗る相手が個人情報を聞き出した後、無断でネットバンキングに登録。その後、本人確認をする窓口に電話をするよう促すのが特徴で、県内で初めて確認された。

 県警 生活安全企画課 豊岡茂 次長
「個人情報を聞かれるままに話してしまって、犯人側の言うとおりに動いてしまうというケースが非常に多い。暗証番号を聞くということはあり得ません」

 県内では2月9日と10日にも同様の手口の被害が盛岡市や花巻市、遠野市でも数件確認されていて、警察が注意を呼びかけている。

出典:Yahooニュース(2022/2/17 岩手めんこいテレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/84769cfa8ce6032b84f37080bb6f62c186c14443