市役所の職員などを装い高齢女性をだまして詐欺グループの口座に現金100万円を振り込ませ、その後、引き出したとしてグループのかけ子の男ら4人が逮捕されました。この詐欺グループによる被害総額は、1億円にのぼるとみられています。
電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、東京・杉並区の無職・加藤政樹容疑者(39)と東京・世田谷区の職業不詳・小出拓史容疑者(39)など詐欺グループの男ら4人です。
加藤容疑者らはことし5月、仲間と共謀し、市役所の職員などを装い、奈良県・橿原市の67歳の女性に電話をかけ、「介護保険料の還付金3万6千円をお返しできますよ」「申請書類がなくても受け取る手続きができる」などと言い、ATMで還付金の申請ができると信じさせた上で現金およそ100万円を犯行グループの口座に振り込ませ、その後、引き出した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、加藤容疑者と小出容疑者は特殊詐欺グループの「かけ子」で、これまでに3回逮捕・起訴されています。この詐欺グループが関与したとみられる余罪は100件ほど確認されていて、被害総額は1億円に上るということです。
警視庁は、加藤容疑者らの認否を明らかにしていません。
出典:Yahoo!(10/14 TBSテレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cf9ce87faca2570f573ccaee104e38dd92c365e