「累積医療費の返金通知を送付した」などと区役所職員を名乗る男から電話を受けた新潟市秋葉区の60代女性が約400万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。

警察によりますと17日、60代女性の自宅の固定電話に区役所の職員を名乗る男から電話がありました。男は電話口で「累積医療費の返金通知を送付した。通知を確認したか。」「返金を受けるにはコンビニエンスストアに行ってもらう必要がある。後ほど連絡がある」などと話したということです。女性は秋葉区内のコンビニエンスストアに向かい、携帯電話で指示を受けながらATMを操作して他人名義の口座に金を振り込みました。

その後も20日までの間に、金融機関の職員やサポートセンターの担当者を名乗る男から、「振り込みにエラーが出て、手続きがうまくいかなかったので、再度手続してほしい」などと言われて、同様にコンビニエンスストアのATMから口座に金を振り込んだということで、女性は4回にわたって約400万円をだまし取られたということです。

女性が何回も繰り返しATMを操作したことから不審に感じ、インターネットなどで調べたところ、被害に遭ったことが分かりました。

警察は、「市役所等から『介護保険料の払い戻しがある』などと言われても、『ATM』でお金が戻ることはない」としていて、詐欺が疑われる電話は『自宅の固定電話』にかかってくることが多いため、『留守番電話の設定』にしたり、『防犯機能付き電話』を設置したり対策をしてほしいと呼び掛けています。

 

出典:Yahoo!(2023/5/24 BSN新潟放送)https://news.yahoo.co.jp/articles/5d0a98693fc4653c185128484e9e20a233b34316