宮城県登米市に住む60代の男性が総務省の職員などを装った男らの電話に騙され、現金290万円をだまし取られました。警察は、特殊詐欺事件として捜査を進めています。
去年9月下旬、登米市に住む60代の会社員の男性のもとに、総務省の関東総合通信局職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話や通帳が勝手に使われている」などと電話がありました。
その直後、今度は警察官を名乗る男から「犯人を逮捕してあなた名義の携帯電話や通帳を押収した」などと電話があり、さらに数日後、検察庁職員を名乗る男から「警察ではあなたも犯人である可能性を視野に捜査している」「ネットバンク口座を開設して、試しにお金を振り込んで取引できる状況か確認するように」などと全てうその電話がありました。
しかし、電話を信じた男性は、去年10月31日、指示通りネットバンク口座を開設し、預金のほぼ全額である現金290万円を振り込んだということです。その後、現金が返ってこないことや、相手との連絡が途絶えたことなどを不審に思った男性が警察に相談し、だまし取られていたことに気づいたということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査を進めるとともに、不審な電話がかかってきた時には詐欺の可能性を疑うよう注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2024/1/13 東北放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a44a32f922b00da1c8cc6f282442e8925be411c0