+800や+1800の電話はほぼ特殊詐欺の電話なので絶対に出ないで!

突然スマホに「+800」や「+1800」といった番号からの着信があった場合、これはほぼ確実に特殊詐欺の電話ですので、絶対に出てはいけません。以下では、どのような番号が危険で、どのような手口が使われるかについて実際に詳しく解説します。

特殊詐欺電話の手口はどうなっている?
詐欺の手口は大きく分けて「発信」「手段」「支払」の3項目に分けられます。このいずれかの項目の内容が少しでも頭に入れておけば、どこかの段階で「アッこれ詐欺かも!」と思える可能性が増えるでしょう。

「+1」はアメリカかカナダあたりからの国際電話です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【1】発信(着信)
詐欺電話は「+1×××」や「+800」、「+844」といった国際電話番号からかかってきます。「+1」はアメリカやカナダ、「+800」や「+844」は国際フリーフォンの番号です。日本の企業や行政機関がわざわざ国際電話を使って支払いの案内をすることはありません。

自動音声アナウンスによる案内で、折り返し電話をかけてくるように誘導してきます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【2】手段
電話に出ると自動音声アナウンスが流れ、「あと2時間でサービスを停止します」などと不安を煽ります。折り返し電話をかけるように誘導し、オペレーターに繋ぐと、詐欺師と直接話すことになります。日本の企業や行政機関が自動音声で未納金や法的措置を通知することはありません。

名目が何であろうが最後には必ず電子マネーでの支払いを要求してきます(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

【3】支払(電子マネー)
詐欺師は最終的に電子マネーでの支払いを要求してきます。銀行振込よりも追跡が難しいため、電子マネーがよく使われます。日本の企業や行政機関が電子マネーでの支払いを求めることは絶対にありません。

特殊詐欺で使われるのはどんな電話番号?
特殊詐欺の電話は「+1×××」、「+800」、「+844」などの国際電話番号からかかってきます。これらの番号は、アメリカやカナダからの国際電話、または国際フリーフォンの番号です。日本国内で「+」から始まる番号はすべて国際電話であり、出ないことが最も安全です。

もし被害に遭ったときの対処方法は?
もし詐欺電話に出てしまった場合や折り返し電話をかけてしまった場合でも、少しでもおかしいと思ったらすぐに電話を切ることが重要です。詐欺被害に遭ってしまった場合は、消費者ホットラインの「188」か警察相談専用電話「#9110」に電話して相談してください。

今回紹介した特殊詐欺電話の手口では、最終的に電子マネーでの支払いを要求されることが多いです。外国に知り合いがいない場合、「+」が付いた国際電話には出ないようにしましょう。留守電にメッセージが残っていても、折り返し電話をかけないことが重要です。詐欺師はプロであり、巧妙な手口で不安を煽り、正常な判断を鈍らせてお金を騙し取ろうとします。詐欺被害に遭わないためには、少しでも疑わしいと思ったら反応しないことが最善の防御策です。

詐欺被害に遭わないために、常に注意を払い、疑わしい電話には出ないように心がけましょう。

出典:Yahoo!(2024/06/07 みずおじさん/YouTuber)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9cb5006670fa9186f4fdf62d520ca5f29719904