浦添市宮城自治会は19日、特殊詐欺などの被害防止を目的とした防犯講座を公民館で開いた。高齢者ら約30人が参加し、浦添署の生活安全・安全なまちづくり推進係長の上江洲貴警部補から、日常に忍び寄る詐欺の危険性を学んだ。
詐欺の手口は多様化しているが、携帯電話に「+」から始まる番号や非通知で着信があった場合は「注意深く、警戒して」と呼びかけた。
警察官や行政職員をかたる者から事件や還付金を理由に金銭を請求された場合は「すぐに振り込まず、周囲に相談して」と呼びかけた。相手を信頼させて金をだまし取るSNS型投資詐欺で、県内では今年、1件で2億円以上の被害があったことも付け加えた。
質疑応答では女性(83)が「数年前に裁判をちらつかせた架空請求や、有名企業の名をかたる詐欺のような電話があった。今も怪しいアルバイト募集の連絡がある」と報告。上江洲さんは、新聞には事件や注意喚起を促す記事が多く掲載されているとして「新聞を読んで日常的に気をつけてほしい」と呼びかけた。
出典:Yahoo!(2025/05/26 琉球新報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5ca0d65b81155f8f12ae318d4f64b8f9fe2af42