検事正タケウチ名乗る男に「現金を複数の口座に送金して、資金洗浄する必要がある」などと言われ、70代男性が特殊詐欺グループに約1億8000万円をだまし取られていたことが18日わかりました。
富山中央警察署によりますと、被害に遭ったのは富山市在住の70代男性です。
3月中旬、70代男性の自宅に「NTTのカネモト」を名乗る人物から「あなたの電話番号を止めてほしいと依頼を受けている」という電話がありました。
その後「検事正のタケウチ」を名乗る男から「犯人の自宅を家宅捜索したところ、あなた名義の通帳が発見された」「捜査協力を得られなければ逮捕する必要がある」などと言われたということです。
さらに男は「現在持っている現金を複数の口座に送金して、資金洗浄する必要がある」と指示。男性は言われるままに複数のインターネットバンキングの口座を開設しました。
その後、男性は相手とLINEでやり取りを始め、3月13日から4月5日にかけて、指定された口座に合計1億8,167万9,768円を振り込みました。
男性は相手と連絡が取れなくなったことから警察に相談し、詐欺被害に気づいたということです。
警察は「警察官や検察官を名乗る者から『捜査対象になっている』などと言われても、まずは電話を切って家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
出典:Yahoo!(2025/07/18 チューリップテレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/801f2d5e0d2384abad6a7eb463c49e2ef7747e5e