山形県鶴岡市の70代の女性が名義貸しの解決を口実におよそ400万円をだまし取られる特殊詐欺がありました。
警察によりますと今月1日、
山形県鶴岡市の70代女性の家の固定電話にノムラホームズを名乗る男から
「老人ホームの入居の権利が当たった」などと電話がありました。
女性が入居を断ると、男は入居の権利を譲るよう求め、女性はそれに応じたということです。
その後、老人ホームの運営会社を名乗る男から電話があり、
女性の名義で入居費用の1000万円が振り込まれていることが伝えられました。
女性が入居の権利を譲ったことを伝えると、男は
「それは名義貸しになり犯罪です」
「あなたは詐欺罪で逮捕されることになります」
と言われ、
「当社の弁護士に任せて頂ければ心配いりません」
「ノムラホームズから当社に1000万円支払ってもらう必要がありますので、ノムラホームズに連絡してください」
などと言われました。
女性がノムラホームズに連絡すると、
「630万円しか準備できないので、残りの370万円を準備できませんか?」
などと言われたということです。
女性がこのことを老人ホームの運営会社の男に連絡したところ、
「私も個人的に協力するので、205万円を送ってくれませんか?」
などと現金を送るよう要求されました。
女性は自分が悪いことをしたと思い込み、指定された都内の住所に宅配便で現金200万円を送り、指定された口座に現金5万円を振り込んだということです。
その後、弁護士を名乗る男から電話でさらに金を送るよう要求され、さらに200万円を宅配便で送付。
合わせて405万円をだまし取られました。
警察では特殊詐欺事件として捜査するとともに、
こうした手口は、料金の未払いや名義貸しをしたことによるトラブルの解決等、架空の事実を口実として金銭をだまし取る「架空請求詐欺」だとして、注意を呼び掛けています。
出典:Yahoo!ニュース(2022/8/17 テレビユー山形)https://news.yahoo.co.jp/articles/db62ca418736486664d3ecd892c20bf8d760b735