横浜市港北区で11月4日から5日にかけ、「医療費の還付金がある」とうたう特殊詐欺事件が2件連続して発生し、現金計約330万円余りがだまし取られました。 神奈川県警によりますと11月4日から5日にかけ、横浜市港北区の60代の女性の自宅に、区役所の職員をかたる男から「医療費の明細書を送る」「医療費の還付金があり、銀行で手続きができる」などと電話がありました。 その後女性は金融機関のATMに行き、携帯電話でサポートセンターを装った別の男の指示を受けながら、現金約196万円を指定された口座に送金してしまったということです。 また5日には、区内に住む70代女性の自宅にも、同様に還付金があるとうたった特殊詐欺の電話がかかってきていて、同じように送金し約137万円がだまし取られました。 いずれも送金後に本人が、口座の残高が減っていることなどを不審に思って警察に通報したということです。 県警はこの2件について、送金先の口座の情報などから、同一犯の可能性が高いとみて捜査しています。 こうした還付金詐欺をめぐっては、被害者がウソの電話での指示通りATMを操作し、自分が送金をしていることにも気付かないうちにだまし取られるケースが多いということです。 港北区内では、同様の手口の詐欺の電話が多発しているということで、県警は「ATMの操作で医療費などの還付金を受け取れることはありません」と注意を呼びかけています。
出典:Yahoo!ニュース(2022/11/6 テレビ神奈川)https://news.yahoo.co.jp/articles/e421ef9350615861b497e4cfebfb8ab93934361e