札幌市北区の６０代の女性が「有料サイトの未払いがある」などのうその電話を信じて現金およそ３５００万円をだまし取られました。ことしに入ってからの特殊詐欺事件としては道内最悪の被害です。
ことし２月、札幌市北区に住む６０代の女性の携帯電話に「電話料金が未払いである」という内容が書かれたメッセージが届きました。
女性はメッセージに書かれていた番号に電話をかけたところ、個人情報を取り扱う団体の職員を名乗る男やネット情報を取り扱う団体の職員を名乗る男らから「あなたの携帯電話から約９０人のウイルス感染が見つかった」「被害の費用を補填するため保険に入る必要がある」「ウイルス被害を受けた企業の社長夫人が自殺しようとした、和解金が必要」などといわれました。
うその電話を信じた女性は、指定された口座におよそ２０日間で現金、合わせておよそ３５００万円を振込、だまし取られました。
やり取りをしていた相手と突然連絡が取れなくなったことで、不安に思った女性が、道外に住む弟に相談して詐欺だと気づき、今月２６日に警察に届け出ました。
警察によりますと、道内の特殊詐欺としては、ことし最悪の被害額だということです。
警察は身に覚えがない請求には応じず、警察の相談専用ダイヤル「＃９１１０」を利用してほしいとしています。
出典：Yahoo!（2023/4/28 札幌HTB北海道ニュース）
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32c2bbcc19c6c7db950e549c0cc6a18b81da8c0
