発生日時 2020年3月6日
発生場所 一関市

-内容-

 自宅固定電話に、警察官をかたる若い男から電話があり「あなたのクレジットカードが悪用されていたことから、被害防止のため利用を止める手続きをした。キャッシュカードも悪用されている危険性があることから、利用を止める手続きをする。」
「手続きが終わったが、古いカードは使えなくなる。新しいカードが使えるようになるまで、古いカードを保管しなければならない。」
「カードを保管する封筒を持った者を向かわせる。」旨の電話があり、その電話中に若い男が自宅を訪問してきた。

 若い男の言うとおり、キャッシュカード2枚を封筒に入れて、封印のための印鑑を探すためにその場を離れたところ、カードをすり替えられて盗まれていたもの。

 女性が家族や警察に相談するなどして被害に気付いてから、預金残高を確認したところ、何者かに約120万円を引き下ろされていることが判明したもの。

 

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◎ 特殊詐欺被害を未然に防止するための注意点

 どのような相手からの電話であっても、「キャッシュカード」、「還付金」などの内容が出た場合には詐欺を疑い、いったん電話を切って警察に通報してください。

 たとえ警察官であっても、決して暗証番号を教えてはいけません。

 留守番電話機能のある電話機を設置の方は、普段から家の電話を留守番電話に設定して、相手を確認してから電話に出るようにしましょう。

 携帯電話を持っておらず、この情報を知ることができないお知り合いや、離れて暮らしているご家族にも注意を呼び掛けてください。

出典:岩手日報(2020/3/11)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/3/10/74275