菊川署は9日、窃盗の疑いで福岡県八女市、風俗店アルバイトの女(36)を再逮捕した。同容疑者は高齢者らがキャッシュカードを盗まれ、現金を引き出される詐欺事件に、1週間で少なくとも3件に関与したとされる。  再逮捕容疑は3月27日午後1時ごろ、氏名不詳者らと共謀し、警察官を装って栃木県内の男性会社員(49)=当時=からキャッシュカード5枚を盗んだ疑い。  同署によると男性宅には同日午前11時半ごろ、警察官を名乗る男から「複製のカードを使われた可能性があり、暗証番号を変える必要がある」などと電話があり、容疑者が現れた。その後、男性の口座から現金が引き出されたという。  容疑者は3月30日に菊川市の80代女性、4月2日に千葉県内の80代女性からそれぞれキャッシュカードを盗んだとして逮捕、起訴されている。いずれも共犯者から指示を受け、都内から電車で移動したとみられる。菊川市の女性は100万円を引き出され、千葉県の女性も現金被害に遭った。  3件に共通するのは被害者にカードを封筒に入れさせ、目を離した隙に別のカードが入った封筒にすり替える手口。同署は「『通帳やカードを預かる』は詐欺」と注意を呼び掛けている。

出典:静岡新聞(2020/6/10)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3305b9e54528a5f7bc6ec29f8db89de22bcac5