今年上半期(1~6月)に警察が認知(把握)したオレオレ詐欺などの特殊詐欺は6861件で昨年同期より14・4%減り、被害額は15・6%減の約128億6千万円だった。警察庁が30日、発表した。

 被害はここ数年、減少傾向を示しており、警察庁は啓発活動など様々な対策や摘発の効果とみながらも、依然深刻としている。  手口では、親族や警察官、銀行協会職員などを装って、「口座が不正に使われたので、交換が必要だ」などと偽り、キャッシュカードなどを詐取するものが目立つ。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大に乗じた、給付金などを名目にした特殊詐欺は3月以降、今月29日までに42件、7541万円の被害を確認。他にマスク代金名目などの詐欺が49件、1138万円ある。ただ、こうした被害は全体の中では大きくなく、感染拡大が特殊詐欺の被害にどう影響しているかは分からないという。

出典:Yahooニュース(2020/7/30)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b577db6aecc396c24b50e61820ab0ad882e8a80