高齢者を狙った特殊詐欺の被害が相次いでいることを受け、警視庁は神社の御朱印風のチラシを配り、注意を呼びかけました。

 東京・千代田区の日枝神社でお祓いを受けるのは、警視庁麹町署の署長や地元の防犯協会の会長です。高齢者が狙われる特殊詐欺の被害を防ごうと祈願しました。

 特殊詐欺は、うその電話をかけるなどして現金やキャッシュカードをだまし取る犯罪で、都内での今年の被害は、8月まででおよそ2000件、被害額にしておよそ41億6000万円に上っています。

 警視庁によりますと、今年に入ってからは、被害者の目の前でキャッシュカードにハサミで切り込みを入れ、使えなくしたと見せかけてだまし取る「切り込み詐欺」の手口が急増しているということです。

 「地域の方たちが被害に遭わないようにということで、ご祈祷をして祈りを捧げてお参りを致しました」(警視庁麹町署・小山内勇署長)

 署長らは祈願の後、「詐欺回避」と書かれた御朱印風のチラシを配り、注意を呼びかけました。

出典:TBS NEWS(2020/10/11)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4099717.html