東京・表参道の土地を所有者に無断で売却して不動産会社から約2億4000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は2日、東京都江東区東雲1、職業不詳、三木勝博容疑者(65)ら3人を詐欺容疑で再逮捕したと発表した。同課は、所有者になりすまして他人の不動産を無断で売却する「地面師」グループとみている。

 逮捕容疑は2016年12月上旬、渋谷区神宮前の更地約160平方メートルを所有する80代女性になりすまし、都内の不動産会社から土地の購入代金として現金と小切手計約2億4000万円をだまし取ったとしている。

 他に再逮捕されたのは、奈良市佐保台3、会社役員、樫尾幸宏(42)と、千葉県市川市欠真間2、職業不詳、豊田浩幸(60)の両容疑者。同課は3人の認否を明らかにしていない。3人はこの更地の虚偽の所有権移転登記を申請したとして、11月に偽造有印私文書行使容疑などで逮捕されていた。【岩崎邦宏】

出典:goo.ne.jp(2020/12/2)
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20201202k0000m040056000c.html