佐賀南署(白仁田浩司署長)は15日、年金支給日に合わせてニセ電話詐欺の被害防止を呼び掛ける啓発活動を佐賀市巨勢町のモラージュ佐賀で実施した。
警察官を名乗って電話し、自宅にキャッシュカードを受け取りに来る手口の詐欺に注意を求めるチラシやティッシュなど200部を用意し、署員や警察官OBでつくる県警友会佐賀南支部の約15人が店舗の入り口前で来店客に手渡した。
県警によると、11月末現在で把握したニセ電話詐欺は28件(前年同期比12件減)で、被害総額は約3815万円(同約3511万円減)。65歳以上の高齢者が被害者の約6割を占めているという。佐賀南署生活安全課の青栁敏之課長は「突然の電話やメールにだまされる場合が多い。最近のだましの手口を知ってもらい、健やかに新年を迎えてほしい」と呼び掛けた。(松岡蒼大)