岡山中央署は12日、同署の特殊詐欺撲滅大使を務める俳優の八名信夫さん(85)=岡山市出身=に、高齢者らの被害防止活動に多大な協力があったとして感謝状を贈った。

 八名さんは昨年6月に大使を委嘱され、啓発用の動画に無償で出演したり、地域の高齢者に防犯講話を行ったりするなど、知名度と演技力を生かして被害防止に努めてきた。

 同署での贈呈式で西村隆男署長から感謝状を受け取った八名さんは「古里の力になりたいと取り組んできた。今後も安心して暮らせる岡山を目指し、汗をかいて特殊詐欺撲滅に努めたい」と話した。

 同署は今後も八名さんに大使として協力してもらう予定。

 県警によると、県内で昨年認知された特殊詐欺被害額は約5億2010万円(前年比約3億140万円増)で、被害者の9割以上が高齢者だった。

出典:山陽新聞(2021/2/12)
https://www.sanyonews.jp/article/1099374