店舗を挙げた積極的な取り組みでニセ電話詐欺の被害を防いだとして、佐賀南署(白仁田浩司署長)は2月25日、セブンイレブン佐賀鍋島八戸店(佐賀市鍋島町)に署長感謝状を贈った。

 1月27日、来店した70代男性が「パソコンのウイルス関係の支払いのために必要」と5万円の電子ギフト券を購入しようとした際、店員の永江ひさみさん(32)が詐欺の可能性があると察知。南署が作成したニセ電話詐欺への注意喚起のチラシを使って、男性に警察に相談するよう促した。

 永江さんは昨年8月にも同様の事案を防ぎ、別の店員とともに署長感謝状を受けていた。コンビニでの勤務が約3年になるといい、「短期間で2度も経験するとは思わなかったが、これからも気を付けて接客したい」と話した。

 県警生活安全企画課によると今年、県内で認知したニセ電話詐欺(1月末現在)は2件(前年同期比1件減)で、被害額は約284万円(同約104万円増)。(松岡蒼大)

出典:佐賀新聞(2021/3/3)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/639683