息子を名乗る男から「かばんを盗まれた」との電話をきっかけに、1人暮らしの80代女性が上司の知り合いを名乗る男に現金1100万円をだまし取られる被害があり、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは北海道恵庭市内で1人暮らしをする80代の女性です。
4月28日午前8時ごろ、「業者に払う小切手の入ったかばんを盗まれた。現金を用意してほしい」などと息子を名乗る男から電話がありました。信用した女性は金融機関で現金を下ろしたあと、自宅を現れた息子の上司の知り合いを名乗る男に現金600万円を手渡したということです。
その後、息子を名乗る男から「もう少し用意できないか」などと電話で要求され、再び訪れた同じ男に現金500万円を渡しました。被害額は合わせて1100万円に上ります。
その日の夜、女性が実の息子と電話をしたことで被害に気づき、午後7時過ぎに息子からの警察への通報で事件が発覚しました。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、「息子などを装って現金を要求する電話は詐欺」として注意を呼び掛けています。
出典:Yahooニュース(2021/4/29 北海道ニュースUHB)https://news.yahoo.co.jp/articles/43eee769d1e75bd10c11bd725ad113cbb0ca3374