特殊詐欺の手口が多様化し、被害が後を絶たないことから、愛知県警の南警察署は5月1日から、騙されたふりをして犯人逮捕などに繋がった場合、報奨金として現金1万円贈る取り組みを始めます。

 詐欺グループから不審な電話を受けた際、信じ込んだように装って、その後に現金やキャッシュカードを取りに来た人物を警察が摘発する、いわゆる「だまされたフリ作戦」。

 容疑者逮捕などにつながった場合、協力した人に対して1件あたり1万円の報奨金を贈る取り組みで、名古屋市南区に住む人が対象となっています。

 こうした取り組みは、県内では初めてだといいます。

 「検挙をすることが第一だが、こうした取り組みを皆さんに承知していただいて、一人ひとりが被害に遭わないように意識を高めてもらうことも目的としています」(南警察署 斎藤和樹署長)

 愛知県警によると、特殊詐欺の被害は今年に入ってから先月までに、未遂を含め161件確認されていて、被害総額は2億3000万円以上となっています。

出典:Yahooニュース(2021/4/30 メ~テレ(名古屋テレビ))https://news.yahoo.co.jp/articles/21b9c978114a89bbb7ff3b986f33735d1ed1076f