特殊詐欺の被害を未然に防いだとして青森県警は、青森市荒川の荒川郵便局に「特殊詐欺被害防止対策優良店舗」の認定証を交付した。優良店舗の認定は今年度から始まり、同郵便局が第1号となった。また、青森署は、被害防止に貢献した同郵便局長の男性(50)と、当時、同郵便局で勤務していた野内郵便局員の男性(57)に感謝状を贈呈した。
同署などによると、郵便局員の男性は4月20日、荒川郵便局で通話しながら現金自動預け払い機(ATM)を操作する60歳代女性を発見。声をかけたところ「市役所職員を名乗る男から介護保険料の還付があると言われた」と話したため特殊詐欺を疑い、郵便局長の男性が速やかに近くの駐在所に通報した。
県警は、利用客への声かけにより特殊詐欺被害を未然に防止した金融機関、コンビニ、介護事業者などを優良店舗として認定する制度を今年度から始めた。
認定証を渡した小田桐勝行生活安全部長は「声かけにより被害を防いだ事案が増えている。職員が一丸となって協力してほしい」と話した。局長の男性は「第1号という名に恥じないよう被害防止に努めたい」と力を込めた。
出典:Yahooニュース(2021/5/2 読売新聞オンライン)https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae531f3ab98cc33441df38b632e04a9818e2c6d