北海道千歳市の60代の女性に、市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の還付金がある」と電話があり、合わせておよそ400万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
被害に遭ったのは、千歳市に住む60代の女性です。
警察によりますと、今月7日、女性の自宅に千歳市役所の職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料の還付金があり、3万3600円が戻ります」と言われました。その後、銀行のコールセンターの職員を名乗る男から電話があり、女性に「ATMに行ってください」と促し、女性は訪れたスーパーのATMで、男に電話で指示されるままに操作し、100万円弱を振り込んでしまいました。
その後も女性は、電話で「エラーが出たので別の銀行に行ってほしい」と指示を受け、別の銀行のATMで指示されるまま、50万円を振り込みました。
翌日、男から女性にまたもや電話があり、「エラーが出たが大丈夫だった。取り消すためにATMに行ってほしい」と言われ、ATMで50万円と100万円を振り込みました。その後、「保険料が振り込まれる」と言われた今月10日に記帳したところ、入金がなかったため、女性から男に電話しましたが、さらに、指示を受けて100万円を振り込んでしまったいうことです。
その後、多額の振り込みを不審に思った銀行から女性に連絡があり、女性は被害に気が付いたということです。
女性は5回に渡り、自分の現金を振り込んでいると気付かぬままにATMを操作させられ、被害額はおよそ400万円に上ります。
警察は「市役所職員や金融機関の職員などを装ってATMに行くように指示するのは詐欺」だとして、注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/5/11 HBCニュース)https://news.yahoo.co.jp/articles/65eab09b84e05a51a79b746914316446b538c0b1