さいたま市内に住む76歳の女性が長男を名乗る男などから現金4351万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあっていたことが分かりました。
浦和警察署によりますと、被害にあったのはさいたま市浦和区に住む76歳の女性で、4月16日の午後、長男を名乗る男から「カバンが置き引き被害にあった。商談契約直前だから相手にお金を支払わなければならない。お金を用意してくれないか」という電話を受けました。
その後も「あなたの息子さんは会社の金を悪用している」などという電話を受け、女性は4月26日までの間に7回にわたり、自宅付近の路上や都内の駅で長男の代理人を装う男女に現金を渡していました。
渡した現金は4351万円にのぼっています。
女性は県内にある長男の自宅を訪れ、被害にあっていたことが分かりました。
女性は夫と次女との3人暮らしですが、家族に相談などはしていなかったということです。
また、戸田市在住の53歳の女性が、競馬情報を扱う会社の社員を名乗る男から、「馬券を購入すると配当金が得られる」と嘘の電話を受けて馬券を購入し、現金およそ1830万円をだまし取られました。
蕨警察署によりますと、被害に遭った53歳の女性は、最初にお金を振り込んだ後に数千円分の送金があったために信じ込み、その後、ATMから指定された口座に42回に渡って、合わせておよそ1830万円の現金を振り込んだということです。
県内の特殊詐欺の被害が後を絶たないことから、県警は「お金を要求される電話はまず詐欺を疑い、身近な人や警察などに相談して欲しい」と呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/5/14 テレ玉)https://news.yahoo.co.jp/articles/ec06ea66f328692bc8129b1fa70da2185e4c1bdc