和歌山市の60歳代女性が今日、市役所の職員を名乗る男の「還付金がある」という電話をきっかけに現金およそ80万円を騙し取られていたことが判りました。和歌山北警察署は、特殊詐欺事件とみて捜査しています。

 警察の調べによりますと、昨日午後2時頃、和歌山市の60歳代の女性宅の固定電話に市役所保険課の職員を名乗る男から「介護保険料の払戻しがある。振り込むので、近くの銀行のATMに行ってほしい」などと電話がありました。

 ATMに着いた女性が携帯電話で教えられた番号に電話すると、コールセンターを名乗る男が出て、女性はその男の指示に従い指定された口座に現金49万9200円を振り込んだということです。さらにATMを操作するよう言われた女性は、別のキャッシュカードを自宅に取りに帰り、現金27万9200円を振り込みました。

 女性の振り込みを不審に思った金融機関から問い合わせがあり、被害がわかったもので、警察では、特殊詐欺とみて調べを進めています。

 還付金やキャッシュカードの話があれば、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル『ちょっと確認電話』0120-508-878に電話してほしいと呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/6/9 テレビ和歌山)
https://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=64191