江別警察署は11日、江別市内の独り暮らしの80代女性が700万円をだまし取られる架空請求詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと今年3月29日、江別市内に住む80代の女性のところに、労災センターを名乗る男から「悪徳業者の名簿にあなたの名前がある。取り除きますか」と電話がありました。女性が削除を依頼したところ、4桁の登録番号を伝えられたということです。
その後、NPO法人を名乗る男から「私が手続きを引き継ぎます」と電話があり、登録番号を聞かれたことから伝えたところ、労災センターを名乗る男から再度電話があり「登録番号は絶対に誰にも教えるなと言いましたよね」「何億もお金がかかる。息子や孫にも請求がいく。犯罪者になる」などと言われました。その言葉を信じた女性は、紹介された弁護士を名乗る男からトラブル解決目的として送金を指示され、4月27日に指定された住所に宅配便で700万円を送金し、だまし取られたということです。
他の県警で似たような架空請求詐欺事件があり、北海道にも被害者がいるようだと連絡があったことから今回の事件が発覚したということです。警察では、「宅配便で現金を送付することはできず、身に覚えのない請求には応じず警察に相談して欲しい」と呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/6/12 STVニュース北海道)https://news.yahoo.co.jp/articles/0077a0b3e9ffb2f49ce424ff5d65473613a2319f