特殊詐欺を未然に防いだとして、埼玉県警が県内の信用金庫とコンビニ店の従業員らに感謝状を贈呈した。

 狭山署は17日、飯能信用金庫入間支店(入間市)の窓口係の女性(22)に感謝状を贈った。

 9日午前、同店を訪れた入間市の男性(80歳代)が窓口にいた女性に「100万円引き出したい」と声を掛けた。男性に焦った様子はなかったが、金額が普段より高額であったことから不審に思い事情を聞いたところ、「息子から電話で100万円必要だと言われた」と話したため詐欺と確信。上司と同署に通報し、詐欺を未然に防止した。

 女性は「お客様の資産を守れて良かった」と話し、真野益夫署長は「機転の利いた対応のおかげで感謝している」と語った。

 東松山署は18日、「セブン―イレブン」と、店のアルバイト男性(21)に感謝状を渡した。

 5月27日夜、来店した女性(73)が電子マネーを購入しようとしたため事情を聞くと、「パソコンの修理で8万円分のカードが必要になった」と話したため、「そういう詐欺が増えている」と購入を思いとどまらせ110番した。

 同店は2月にも詐欺防止で感謝状が贈られ、今年2回目。男性は「率直にうれしい。これからも詐欺を防ぎたい」と話した。

出典:Yahooニュース(2021/6/20 読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04571a42fc91a65f89088b6796fe846a942bc64