全国銀行協会の職員になりすまし松山市の高齢の女性からキャッシュカードなどを盗んだ疑いで受け子の男が緊急逮捕されました。

 被害者や警察の迅速な対応が、速やかな逮捕につながりました。逮捕されたのは住居不定、無職の山田龍一容疑者22歳で、警察によりますと23日、松山市内に住む80代の女性の自宅を訪れ、全国銀行協会の職員を騙り女性のキャッシュカードと通帳を盗んだ疑いがもたれています。

 山田容疑者が訪れる前、この女性のもとには百貨店の会計を名乗る女から「あなたのカードで不正に買い物をされている」などと電話があり、その後、全国銀行協会の職員を名乗る男からカードなどを用意するよう電話があったということです。そして山田容疑者が女性の家を訪れ、カードと通帳を封筒に入れさせて女性がその場を離れた隙に中身をすり替えて盗んだ疑いがもたれています。

 不審に思った女性がすぐ消費者センターに相談して発覚し警察が家の付近を捜索していたところ見た目の特徴が似た山田容疑者を見つけて職務質問し、事件発生当日の夕方に緊急逮捕しました。

 カードと通帳からは市内のATMであわせておよそ250万円が出金されていて、市内では22日にも同様の事件が起きていることから警察は余罪や共犯者などを詳しく調べています。なお、警察は捜査に支障があるとして山田容疑者の認否を明らかにしていません。

出典:Yahooニュース(2021/6/24 eat愛媛朝日テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/c15925cd39833561cbb985db55fe8fe974e6659a