警察署員を名乗る女の電話をきっかけに、80代の女性がキャッシュカードをだまし取られる被害に遭い、警察は窃盗事件として捜査しています。
被害にあったのは北海道札幌市白石区で夫婦2人暮らしをする80代の女性です。
7月10日午後3時30分ごろ、女性の自宅に白石署職員を名乗る女から「愛知県で70代の女性が詐欺の被害にあって100万円取られた。北24条の郵便局でお父さんの名前でお金が振り込まれている。写真を見てほしいので警察官が家に行きます」などと電話がありました。
その後、女性宅に「白石署職員」を名乗る男が現れ、「被害に遭ってないという証明を出さないといけないので、キャッシュカードを見せてほしい」と言いました。
女性は男の指示で封筒にキャッシュカード2枚と暗証番号を書いたメモを入れ、男は「明日の朝にこのカードを白石署に持っていくように」などと言い去ったということです。
その約3時間後、女性の娘から白石署に「両親の家に警察官を名乗る男が来て、キャッシュカードを確認したんですけど」と110番通報があり、警察が女性宅を訪れ話を聞いたところ、封筒の中身のキャッシュカードがすり替えられていることに気づき、詐欺だとわかりました。
警察官を名乗る男は「封筒の”のり付け”のために 印鑑が必要」と女性に伝え、女性が印鑑を取りに席を外した間に封筒の中身をすり替えたとみられています。
7月10日には札幌市東区でも警察官を名乗る男女による特殊詐欺未遂事件があり、警察は同一犯の可能性もあるとみています。
警察は「警察官や銀行職員を語りキャッシュカードを封筒に入れて保管するようにというのは特殊詐欺」として、警察に通報するよう呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/7/11 北海道ニュースUHB)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4cfba529971044af9e6fc5d2c3625555ec20b39