千葉県木更津市の住宅で3月、資産状況を探る「アポ電(アポイントメント電話)」の後に発生した強盗事件で、県警は19日、強盗と住居侵入の疑いで、同県鎌ケ谷市中佐津間の無職、高橋広幸容疑者(34)と同県柏市戸張の防水工、野口誠治容疑者(26)を逮捕した。認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、3月27日午前10時30~45分ごろまでの間、木更津市高柳の高齢夫婦宅を訪れ、被害者の女性(78)に対し「息子が当て逃げ事故を起こした」「示談金が必要だ」などと言って室内に侵入し、被害者の首を羽交い締めにして「金庫はどこだ」と脅迫し、現金約700万円と携帯電話1台を奪い逃走したとしている。

 県警捜査1課によると、被害者宅の固定電話には、事件の約30分前に、見知らぬ男から「息子が事故を起こし示談金が必要」という内容の電話があり、被害女性が「お金がある」という内容の回答をしていた。同課は特殊詐欺グループによる組織的関与も視野に捜査を進める方針。

出典:Yahooニュース(2021/7/19 産経新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/5759f1e1b75863418630b14e728e21037662377a