秋田東署は26日、特殊詐欺の手口とみられる不審電話が秋田市内で2件確認されたと発表した。ともに被害はなかった。

 署によると、午前10時50分ごろ、市役所から委託を受けた民間会社の社員をかたる男から、60代女性宅に「介護保険料の払戻金があります」などと電話があった。男は「通知が届いているはずです」などと語り、不審に思った女性は家族や署に相談した。

 午後4時10分ごろには、秋田中央署生活安全課の職員をかたる男から、30代女性宅に「最近、オレオレ、振り込め詐欺が多いので」などと電話があった。男が一方的に電話を切ったため、不審に思った女性が警察に通報した。

 署は「還付金や払戻金があるなどと話し、受け取り手続きと偽ってお金を振り込ませたり、キャッシュカードをだまし取ったりする手口がある。このような電話があったらすぐに警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。

出典:秋田魁新報(2021/7/27)
https://www.sakigake.jp/news/article/20210727AK0007/