ことし6月末までの半年間に、大阪で確認された刑法犯罪は2万9000件余りと、過去最も少なくなりました。
一方、特殊詐欺は去年より増えていて、警察が注意を呼びかけています。

 大阪府警によりますと、ことし6月末までの半年間に府内で確認された刑法犯罪は2万9905件で、これまでで最も少なかった去年の同じ時期より3992件、率にして11.8%減り、2年続けて過去最も少なくなりました。

 犯罪の種類別では、▼最も減ったのが窃盗で2万1309件となり、13.6%減少したほか、▼次いで暴行や傷害などが1892件で、9.9%減りました。刑法犯罪の件数が過去最も少なくなったのは、新型コロナの影響で外出する人が減ったことが要因だとみられるということです。

 一方、特殊詐欺は半年間に確認された件数が655件と去年の同じ時期より116件、率にして21.5%増えました。特に目立つのが保険料などの還付を装う還付金詐欺で、被害額は去年のおよそ2.5倍にあたる2億2000万円余りにのぼるということで、警察は不審な電話に注意するよう呼びかけています。

出典:NHK NEWS WEB(2021/8/4)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210804/2000049401.html