ことし1月から6月までの上半期に県内で確認された特殊詐欺は500件近くにのぼり、前の年の同じ時期より20件多いことが県警のまとめで分かりました。

 県警の特殊詐欺総合対策本部のまとめによりますと、ことし上半期に確認された特殊詐欺は、前の年の同じ時期より20件多い494件でした。このうち、44件は未遂に終わりましたが、450件は被害にあっていて、被害総額は9億5290万円にのぼっています。また、被害者の9割以上が65歳以上の高齢者でした。

 一方で検挙件数は285件で上半期としては2005年以降、過去最多となりました。

 また、家族間での確認や金融機関での声かけなど水際で防止したケースも、336件多い829件となり、統計上、過去最多となりました。防止した金額も去年の倍以上となる6億3269万円でした。

 これについて県警は、キャンペーンや広報啓発活動など様々な対策を行った効果ではないかとみています。

出典:Yahooニュース(2021/8/6 テレ玉)https://news.yahoo.co.jp/articles/d2e4b9c8d52b54ae0bff7e1bc2c975069f8712b9