三次市に住む60代の女性が、介護保険料の払い戻し金があるとの嘘の電話に騙され、約150万円を騙し取られました。

 警察によりますと、今月10日、三次市在住で60代の女性の自宅固定電話に三次市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の過払い金があるので還付したい、どの口座をもっているのか、コールセンターの電話番号を教えるので電話して指示に従ってほしい」などと電話がありました。

 女性は男から「050」から始まる番号を伝えられ、女性が電話をしたところ、金融機関のコールセンターを名乗る男から自宅近くの金融機関へ行くよう指示を受けました。

 女性は携帯電話で指示されるままATMを操作したところ、男が指定する金融機関の口座に3回にわたり合わせて149万円7369円を振り込み、だまし取られたということです。

 還付金詐欺は高齢者などの被害者を言葉巧みにATMに誘導し、携帯電話をつないだ状態で操作方法を指示しながら現金を振り込ませる手口で、払い戻しに「期限がある」と焦らせるのが特徴です。

 警察は、ATMの操作でお金が戻ってくることは絶対にないので、不審な電話がかかってきたらすぐに家族や警察に相談してほしいとしています。

出典:Yahooニュース(2021/8/19 TSSテレビ新広島)https://news.yahoo.co.jp/articles/da3cbb07b141a08ae7e610072f758d9fe6212149