区役所の職員を騙る男から「医療費の還付金がたまってます」などとウソの電話がかかり、愛知県豊橋市の60代の男性が現金63万円をだまし取られる事件がありました。

 現金を振り込んだ後、男性に「騙されてバカめ」という電話があり、事件が発覚したということです。

 警察によりますと、9月14日午後2時半ごろ、豊橋市に住む60代の男性の自宅に区役所職員を名乗る男から「医療費の還付金が2万3000円くらいたまっている」などと電話がありました。

 さらに金融機関を名乗る男から「近くのATMへ行って還付金を受け取る手続きをしてください」などと電話があり、男性は電話の指示に従って商業施設内のATMを操作し、現金およそ63万円を振り込まされ、騙し取られたということです。

 また、振り込んだ後、男性に金融機関職員を名乗る男から「騙されてバカめ」などと電話があり、騙し取られたことに気付き警察に相談しました。

 愛知県と岐阜県では、14日同じような手口による特殊詐欺が多発していて、警察は「ATMの操作で還付金は受け取れません」「携帯電話で話をしながらATMを使っている方を見かけた場合は一声かけて警察に通報してください」などと注意を呼び掛けています。

出典:Yahooニュース(2021/9/15 東海テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9e4c5a61a2e72390d536602c3a9139544ed3df