京都府警京丹後署は27日、京都市左京区の自営業の男性(49)を詐欺未遂容疑で再逮捕したと発表した。外交官をかたって中東・シリアから日本人医師を出国させるための費用が必要とうそをつき、京都市の団体職員の女性(64)から現金550万円をだまし取ろうとしたとしている。

 再逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀して外交官などになりすまし、8月ごろから女性の携帯電話に現金を要求するメッセージを送信。9月5日に「9日の午後に現金を受け取りに行く」などと女性に電話をし、女性から550万円を受け取ろうとしたが、未遂に終わったとしている。

 調べに「指示を受けて女性に電話をし、現金の受け取りを約束したが、邦人を出国させるためという理由に関しては全く知らない」と容疑を一部否認しているという。

 同署によると、男性は特殊詐欺に関係する口座を金融機関に不正に開設したとして9月7日、詐欺容疑で同署に逮捕されていたため、未遂に終わった。【松野和生】

出典:Yahooニュース(2021/9/27 毎日新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/eb303dab055563ec7873dca2c35713467938245f