特殊詐欺でだまし取った電子マネーと知りながらインターネット上で換金したとして、神奈川県警などは29日、横浜市や京都市の20~30歳代の男4人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑で28日に逮捕したと発表した。特殊詐欺では、うその電話をかける「かけ子」や、被害者宅にキャッシュカードなどを取りに行く「受け子」、現金を引き出す「出し子」などに役割が分かれるが、換金役の摘発は珍しいという。

 発表などによると、男らは2019年4~5月、埼玉県の50歳代男性がだまし取られた電子マネー380万円分の利用番号が書かれたメールを氏名不詳者から受信し、犯罪収益を受け取った疑い。男らはこの情報をネット上の売買サイトで売って現金化していた。被害男性は「有料サイトの未払い金がある」などとするメールにだまされ、電子マネーの利用番号を何者かに伝えてしまったという。

出典:Yahooニュース(2021/9/29 読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da12a8b25804e6d06540599f0dfa51524137a1b