北海道内では9月29日、還付金詐欺の電話が相次ぎ、札幌市や上川地方の士別市で60代の女性2人が現金をだまし取られる被害にあいました。
還付金詐欺事件の被害にあったのは札幌市北区に住む60代の女性です。
29日、女性の自宅に「介護保険年金課」の職員を名乗る男から「介護保険料を過払いしているため、払い戻しします」などと電話がありました。
女性は男から「還付手続きをするので、金融機関のATMコーナーに行き、着いたら携帯電話で金融機関に連絡してください」と言われ、指定された金融機関のATMに1人で訪れました。
その後女性は「金融機関」の職員を名乗る男と電話し指示通りにATMを操作したところ、他人名義の口座に約100万円を振り込みとなり、だまし取られました。
振り込みの操作中に男との電話が切れたため、女性が訪れている金融機関の窓口に相談したことで、事件が発覚しました。
29日は上川地方の士別市でも60代の女性が同様の手口で還付金詐欺事件の被害にあい、他人の口座に約40万円を入金し、だまし取られる被害がありました。
さらに札幌市に隣接する江別市でも、「市役所介護保険課の職員」を名乗る男から詐欺の予兆電話が相次ぎました。
警察は還付金詐欺事件として捜査するとともに、「ATMを操作してお金が戻ることはない」として、「残高照会してください」「ATMを操作して還付金が受け取れますというのは詐欺」と注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/9/30 北海道ニュースUHB)https://news.yahoo.co.jp/articles/696464c781fe24554915b7c4b7acc1e9e5df0dfd