県内でことしに入ってから8月末までに発生した特殊詐欺について、去年と比べ件数や被害額は減っているものの、還付金詐欺は3倍以上に増えていることがわかりました。

 県警のまとめによりますと、ことしに入ってから8月末までに県内で発生した特殊詐欺は認知件数が839件で、去年の同じ時期と比べ32パーセント減少しました。被害総額はおよそ14億2500万円で、41パーセントの減少となっています。

 手口別では、オレオレ詐欺や預貯金詐欺は件数、被害総額ともに減っているものの、「医療費が戻ってくる」などとかたってATMで送金操作をさせる還付金詐欺は147件増えて204件、被害総額は1億5500万円増えて2億2800万円で、いずれも去年の同期比で3倍以上となっています。

 県警は、「ATMで高齢者が携帯電話を使っているのを見かけたら、ぜひ声かけをしてほしい」と呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/10/7 tvkニュース(テレビ神奈川))https://news.yahoo.co.jp/articles/911275b56a82b580dc5b79dfbacfcd0616efb885