「健康保険料の還付金が返ってくる」などとうその電話をかけて、60代の女性から現金およそ100万円をだまし取ったとして、詐欺グループのリーダー格とみられる男が警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、住所不定無職の富永勝志容疑者(46)です。
警察によりますと、富永容疑者は4年前の平成29年2月、岡山市の60代の女性に市の職員を装って電話をかけ、「健康保険料の還付金が返ってくる」などと言って、現金およそ100万円を振り込ませてだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺などの疑いがもたれています。
同じグループのものとみられる同様の被害は和歌山市でも確認されていて、警察が捜査を進めたところ、今回の事件がわかったということです。
現金は、東京のコンビニエンスストアに設置されたATMから引き出され、現金の引き出し役など同じグループの4人がすでに検挙されているということです。
警察は、4人の供述などから、現金を回収したとする富永容疑者がリーダー格とみられることから全国に指名手配して行方を捜査し、19日、東京で身柄を確保したということです。
警察の調べに対して、富永容疑者は「何も言いたくありません」と供述しているということです。
出典:NHK NEWS WEB(2021/10/20)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20211020/2040009769.html