「全財産を預からせて、後で返すから」架空請求で894万円だまし取られる 旭川市の女性が被害

 北海道・旭川東警察署は10日、旭川市内に住む80代の女性が現金894万円をだまし取られる架空請求詐欺事件があったと発表しました。

 警察によりますと、4月上旬、通信機器関連会社の株主を名乗る男らから、80代の女性のもとに「会社が倒産する前に『信用保障協会』に預けていた5400万円を、株主だった人たちで分けたい」「所得税の関係があるので、一度全財産を預からせてほしい。後にお返ししますから」などとウソの電話があったということです。

 ウソの電話は4月から9月にかけては月1回程度、10月からは数日おきにかかってくるようになりました。

 女性は実際にその会社の株主で、10月から11月にかけて7回にわたり、現金約894万円をレターパックで指定された東京都の住所に送りました。

 その後、女性が一緒に住む娘に相談し、同署に届け出たため事件が発覚しました。女性は生活費を除くほぼ全ての現金をだまし取られたということです。

 警察は「現金は現金書留以外で送ることができず『レターパックやゆうパック、宅配便で現金を送って』といわれた場合、詐欺として警察に相談してほしい」としています。

出典:Yahooニュース(2021/12/11 STVニュース北海道)
https://news.yahoo.co.jp/articles/01d0f33855a190d09461d6f3e86f3181551ee3a3