先月から今月にかけて、北海道室蘭市の高齢男性が、「ＮＴＴファイナンスサポートセンター」や「警察官」を名乗る男らに、1130万円をだまし取られる架空請求詐欺事件がありました。警察が注意を呼び掛けています。
あわせて1130万円をだまし取られたのは、室蘭に住む70代の男性です。
警察によりますと先月22日、男性のスマートフォンに「ご利用料金のお支払い確認がとれておりません」などとメールが届きました。男性がメールに書かれた電話番号に電話したところ、「ＮＴＴファイナンスサポートセンター」や「ウェブサービス会社」、「データ保護協会」、「警視庁」を名乗る複数の男らから、「未納料金があるが、利用実態がないので支払いすれば95％が返金される」「あなたのＩＰアドレスがランサムウエアに使われ多数の被害者が出ているがサイバー保険に加入すれば賠償金を補償できる」、「被害者が自殺未遂をしたためお金を支払う必要がある」など、次々とメールや電話がありました。
男性は電話の内容を信用し、「電子マネー」や「口座振り込み」、「現金の郵送」などの方法で、先月22日から今月10日までの間に7回にわたって、あわせて1130万円をだまし取られました。
不審に思った男性が今月18日に警視庁に問い合わせ、事件が発覚しました。
この事件とは別に、今年6月から10月にかけて、札幌の70代の男性が「ＮＴＴファイナンスサポートセンター」や「警視庁」を名乗る男らから架空の賠償金などを請求され、あわせて1億6000万円あまりをだまし取られる事件も起きています。
警察は、身に覚えのない請求には簡単に応じず、警察に相談してほしいと呼び掛けています。
出典：Yahooニュース(2021/12/19 HBC北海道放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d94e435a71189a00e993d3d4b1bdffc79ef8b426
