”NTTファイナンスサポート”を名乗る男からの通話をきっかけに現金約190万円を騙し取られる被害があり、警察が注意を呼びかけています。

 警察によりますと1月14日、北海道旭川市に住む60代の男性の携帯にショートメールで「利用料金の支払いがとれていません」などと連絡がありました。

 男性がメールに記載されていた電話番号にかけたところ、NTTファイナンスサポートを名乗る男につながり、「2020年3月からの動画サイトの登録料が未納、きょう入金しなければ裁判になる」などと言われました。

 この話を信じた男性は、ネットバンクで男が指定した口座に約50万円を振り込みました。

 さらに翌日、日本個人データ保護協会のクラモトを名乗る男から「パソコンがウイルスに感染して、勝手に動画サイトに登録されているものが他にもある」などと連絡がありました。

 男性はATMで男に指定された口座に約90万円振り込みました。

 さらにまた次の日にもクラモトから「ネット用の保険に入らなくてはならない」との連絡があり、ATMで50万円を振り込み、現金合計約190万円を騙し取られました。

 一連のやりとりを不審に感じた男性が警察に相談し詐欺被害が発覚しました。

 警察は特殊詐欺事件として捜査し、「『必ずもうかる』『ギャンブルの当選情報がある』『未納料金をウェブマネーで払え』といったものは詐欺です。警察に通報して下さい」などと注意を呼びかけています。

 NTTファイナンスのホームページでは「SMSによる『料金のお支払いがない』旨のご案内は実施しておりませんので、決して応じることのないよう、ご注意ください」と呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2022/1/18 北海道ニュースUHB)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d026adf8304dd9abe27de0c81c9569fab17616e4