特殊詐欺の「受け子」として、警察官を装って高齢者からキャッシュカードをだまし取ったなどとして、警視庁は千葉県習志野市の会社員會田勝容疑者(31)を詐欺と窃盗の容疑で逮捕し、20日発表した。スマートフォンの画面に警察手帳のような写真を表示させて被害者に見せ、「現在はこのようにしてお見せしています」などと説明し、信じ込ませていたという。
同庁は「警察官が警察手帳を画像で見せることはない。そうした人物がいれば110番通報してほしい」と呼びかけている。
竹の塚署によると、會田容疑者は昨年10月、別の人物と共謀し、東京都足立区の70代男性に警察官を装って「あなたの偽のキャッシュカードを持った人物を捕まえた。カードが使えなくなるので回収に行きます」などと電話をかけ、男性のキャッシュカード3枚をだまし取り、埼玉県草加市内のATMで計250万円を引き出した疑いがある。
會田容疑者はカードを受け取る「受け子」で、回収するカードの不正利用防止を装うため、穴を開けるようなそぶりもしたという。容疑を認めているという。
出典:Yahooニュース(2022/1/21 朝日新聞デジタル)
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