特殊詐欺グループに電話回線を提供したとして、警視庁捜査2課は2日、住所不詳、会社役員、石田一生(39)と、知人の埼玉県川口市元郷2、職業不詳、出沼悠己(37)の両容疑者を電子計算機使用詐欺ほう助容疑で逮捕した。
石田容疑者は大手通信事業者と大量の回線契約を結ぶ「電話再販会社」の代表取締役で、出沼容疑者からの指示を受けて約130回線を提供したとみられる。捜査2課は、これらの回線が2020年11月~21年6月に起きた157件の還付金詐欺事件などで使われ、計約1億2000万円が詐取されたとみている。
逮捕容疑は21年4月上旬ごろ、区役所職員を装った人物が「指示に従えば医療費の還付が受けられる」とうその内容を伝えて東京都新宿区の60代女性から約400万円をだまし取った事件に使用されたIP電話回線を提供したとしている。2人の容疑の認否は明らかにしていない。【安達恒太郎】
出典:Yahooニュース(2022/2/3 毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bb6957e5ec2cb07b14f521b5d6449873b25b302