「競馬が当たる」と言ってだます、「ギャンブル詐欺」で、男2人が逮捕された。

 別々の場所で警察車両に乗せられた2人の男。70代の男性から現金をだまし取った疑いで逮捕された田辺智祐容疑者(35)と安田直弥容疑者(28)。

 その犯行は、パチンコや競馬の必勝法を教えるなどと言って相手をだます、通称「ギャンブル詐欺」。

 今回被害に遭ったのは、東京都内に住む70代の男性。

 田辺容疑者ら犯行グループは、1月下旬、競馬情報を提供する「トラストガーデン」という会社と称して、男性に電話。そこで、「よく当たる勝ち馬情報を提供します」と持ちかけた。さらに犯行グループは、全国消費者相談所と別の団体を名乗り、被害男性に電話をかけたとみられる。そして、トラストガーデンに関するやり取りの中で、「しっかりした会社です」などと説明し、信用するよう仕向けた。その後、「こちらで馬券を購入し、当たった場合は、払戻金の3割もらいます」というトラストガーデンからの提案に乗った男性。

 するとレース終了後、「150万円当たりました。払戻金の振り込みに手数料がかかるので振り込んでください」と電話があったという。これに従い、被害男性は、合計およそ70万円の現金を数回に分けて振り込み、だまし取られた。

 特殊詐欺の情報を受けた警視庁が、アジトを摘発。2人の容疑者を発見し、逮捕した。田辺容疑者らは、詐欺の電話をかける「かけ子」とみられ、警視庁は犯行グループの全容解明を進めている。

出典:Yahooニュース(2022/2/4 FNNプライムオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/00763d29374de02c04e8f3ab210b2e4c50b940ed