1月、郵便局でATMを操作していた60代の女性に声をかけて、特殊詐欺被害を未然に防いだ、仙台市泉区の69歳の男性に警察から感謝状が贈られました。

 7日、泉警察署から感謝状が贈られたのは特殊詐欺の被害を未然に防いだ泉区の木村和信さん(69)です。1月、木村さんが泉区の郵便局を訪れた際、携帯電話で通話をしながらATMの操作をしていた1人の女性を見かけました。「女性の様子がおかしい」と居合わせた他の男性と話し、木村さんは女性に声をかけました。

 木村和信さん
「絶対おかしいよと。変な操作だよね。いまはやりの詐欺電話じゃないかなとピンときた」

 電話の向こうでは“職員”を名乗る人物が“介護保険の還付金がある”と操作の誘導をしていたといいます。

 木村和信さん
「『その電話、切った方がいいですよ』と言って、すぐ切っていただいた。それ以上の話はさせなかった。素直にすぐ切ってくださったので良かった。ちょっとした勇気で、自分にその勇気のかけらが、ちょっとでもあれば、誰かに助けをお願いするとか、勇気のかけらをみんなでつなぎたい」

 県内では還付金詐欺が続いており、警察は注意報を出しています。警察は携帯電話を使用しながらATMを操作している人を見かけた場合は注意喚起の声がけをしてほしいとしています。

出典:Yahooニュース(2022/2/8 仙台放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e03fdde25bc9db0ab0056f1ac702c34c3cf45ff4